
真鍮(しんちゅう)は銅と亜鉛の合金で、最初は金色に近い明るい色をしています。使い込むと空気中の酸素や皮脂と反応して酸化し、徐々に色が深まります。この変化を「くすんだ」と感じるか「味が出た」と感じるかで、真鍮との付き合い方が変わります。
01 酸化が進む仕組み
真鍮の主成分である銅は、空気中の酸素や水分と反応して酸化銅を形成します。これが表面に薄い膜を作り、色が変わって見えます。手で触れることで皮脂も加わり、変化が加速します。
この酸化は素材の劣化ではなく、表面の変化です。内部の金属は変わっていないので、強度には影響しません。
02 自宅でできる磨き方
酸化した真鍮を元の色に戻したい場合は、重曹と少量の水を混ぜたペーストで磨く方法が手軽です。柔らかい布に少量つけて、円を描くように磨いてください。磨いた後は水で洗い流し、乾いた布でしっかり拭きます。
市販の金属磨き剤も使えますが、塗装やコーティングのある品には向かないことがあります。細かい部分には綿棒が便利です。ただし、磨きすぎると表面の質感が変わることがあるので、様子を見ながら少しずつ行うのが安全です。
03 経年変化を楽しむという選択
真鍮のブックマークは、使い込むほどに色が深まります。最初の金色から、半年後には少し落ち着いたアンティーク調の色になります。この変化を楽しむ場合は、磨かずにそのまま使い続けるのが一番です。
Magic Star Havenで扱う真鍮のブックマークは、先端に小さな星のモチーフが入っています。酸化が進むと星の輪郭がより立体的に見えるようになります。
真鍮は手をかけることも、かけないことも、どちらも正解です。自分のペースで付き合える素材だと思います。